4. 龍谷大学の図書館について-①
① 本学図書館の歴史について
龍谷大学の図書館の歴史は古く、1639年「學林」の創設時から、京都や近江・大阪(当時は大坂)の豪商や篤志家達から多くの書籍の寄贈を受け開設されていました。
本学の歴史を克明に記録した『學寮造立事(がくりょうぞうりゅうのこと)』には、1649年(慶安2年)「銀400両をもって書籍50~60部を購入し、衆寮を建て施入する」とあり、1652年(承応元年)には蔵書を管理する係「捨頭(しゃとう)」を置き、1655年には、資料の収集や提供という図書館機能を有していたことが記録されています。
1747年(延享4年)蔵書94函あり「転輪藏(てんりんぞう)」と称するとあり、専用の管理係に「藏司(くらつかさ)」をおいています。さらに1784年(天明4年)には、『龍谷學黌大藏目録(りゅうこくがっこうたいぞうもくろく)』が完成しており、この時の蔵書数は4,699部と記録にあります。
その後1892年(明治25年)と1904年(明治37年)の二回に亘って本願寺歴代宗主の蔵書であった『寫字臺文庫(しゃじだいぶんこ)』計3万冊が寄贈されます。
(この『寫字臺文庫』については別項で詳述)
本学の大宮図書館は、1908年(明治41年)に落成し、1936年(昭和11年)に大増築されたものです。そして90年以上が経過した2003年3月から3年近くを掛けて、外観はそのままに、内部はハイテクに2006年に生まれ変わりました。
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大宮キャンパス 大宮図書館 |
<図書館のおすすめポイント>
大宮図書館4Fの東側閲覧コーナーから見える東向きの景色は、ここからしか見えない絶景であると外国人留学生達にも大評判です。
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