3. 旧制大学について
1926年(大正15年=昭和元年)の時点では、日本に大学は全部で37校のみでした。
その内訳は、帝国大学5校、公立大学10校、私立大学22校、合計37大学 のみで、学生の総数は、49,860名でした。(私学22校の内、関西は
本学含め7校)これがいわゆる旧制大学と呼ばれるもので許認可は「勅令」でした。(現在は、学校教育法等に基づく文科大臣認可です)
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東京帝国大学 画像引用:Wikipedia |
現在、四年制大学だけで合計約770校(当時の21倍)、学生数240万名(同、48倍)と成っています。
現在ある大学で、かなり古いと思われるものでも旧制高等学校や旧専門学校が発祥であるところが多くありますが、大学は欧米を見ても「伝統」や「歴史」あるいは私学においては「建学の精神」や「建学理念」などは、大変重要で消し去る事が出来ません。
日本の旧制大学は、幾多の時代の変遷を経て、絶えず変革を続けながら生き抜いてきた歴史があるのです。
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大宮学舎 北黌(重要文化財) |
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